だいたいみんな病気だよね。
2012年1月29日 考察 コメント (5)
(今日は某ドロッパーのようにオチャラケです)
人は、MTGプレーヤーという属性をある程度続けていくと、知らずのうちに病気にかかっていく。ここでいう病気とは医学的治療が必要な身体機能および精神状態の不良または瑕疵によるものではなく、一種病的なまでにMTG関連の特定の事象に固執することを指す。要するに「こだわり」である。身に覚えがある人も多いのではないだろうか。
個人差はあるが、大体最初は「周辺雑貨病」にかかる。MTGの対戦はカードだけで済まないことも多く、スリーヴやダイスなどの必須品から、トークンカードやデッキケースなど、多岐に渡る品が必要になる。これらを程度の良いものにしよう、といった気持ちがプレーヤーをこの病気へといざなっていく。デザインにこだわりがあるダイスを買ったり、プレイマットを注文したり、トークンカードを自作したり…この病気はきわめて早期に発症する、もしくはMTGに入る以前から発症しているため身に覚えのある方も多いだろう。
周辺雑貨病を一通り罹患した患者は次に「基本地形病」にかかる。これは周辺雑貨病と並列してかかることも多い。この病気は、基本地形を全部同じ絵柄で揃えようだとか、このエキスパンションのこの土地が好きだからこれに揃えようだとかする症状のことを指す。重篤になると全部グルランドにしようとか言い出す。どっかの海外の大会では基本地形全部サマーマジックの人が居たとか居なかったとか。
この二つを経験すると一旦小康状態を迎える。しかし、MTGを続けている限り症状は水面下で進行しており、再び発症するころには手遅れな人も多い。
次に患うのは、「直感蒐集病」である。これは「現時点でこのカード使うかどうかはよく分からんけど、書いてあること強いし後々使うかもしれんし買っておくか」という感じでカードを購入しだす状態を指す。使いたいデッキの傾向が明白なうちは必要なカードを必要な枚数だけ購入するのだが、これが崩れてもなおカード屋に足を向けていると、どうでもいいカードを購入するようになることがある。身に覚えのある人は、ろくに使ったことのないカードが自分のストレージを埋めていたりしないだろうか。私はNether Voidを一度も使ったことがないのに2枚ほどストレージに入っているので発症患者だと思われる。
この病は個人差が大きく、計画的な購入を恒とする性格の人は発症しないことが多い。
重篤になると、私の友人のように「デュアランどれを何枚持ってるか忘れたから一応買っといたらなんかTaiga7枚くらいあった」とか言い出すので気をつけよう。
そして、現在数多くのレガシープレーヤーの頭を悩ませる病が登場する。
「黒枠病」である。
旧基本セットの再録カードは外枠を白として印刷されている。しかし、それ以外のすべてのカードの外枠は黒であり、これらを併用することの多いレガシープレーヤーは枠の色がばらばらなのが気になってくることがある。これが気になりすぎてすべての枠を黒にしようと決意しカードを買いあさることを「黒枠病」と呼ぶ。
黒枠病が取り立てて言われるのは、レガシープレーヤーにとって肝とも言える「デュアルランド」をすべて黒枠にするのはとんでもなく費用がかかるからである。なんせ他言語版リバイズド初版の黒枠デュアランでも、白枠デュアランの3倍ほどの値段がついている。これをβのデュアランにしようものなら目玉の飛び出るような金額が必要になる。(10種各4枚で200万以上かかると思われる。詳しい人に聞いてね!)
重篤なレガシープレーヤーたちは、日夜この修羅の道を歩んでいる。
リタイアするものも少なからず居るほどの黒枠病を踏破した先には何が待っているのか…「フルフォイル病」「β病」…まだまだ病魔の道に終わりはない。
黒枠病を乗り越え、私は「他言語病」と「拡張アート病」を同時に発症するという惨事に見舞われている。
「デュアラン2週目」などという謎の病気を発症している友人も居る。超魔界村じゃないんだぞ。
ひとつ言えることは、病気であれなんであれ、楽しんだもの勝ちである。
すべてのMTGプレーヤーが楽しくMTGをプレイできるよう、心から祈りたい。
人は、MTGプレーヤーという属性をある程度続けていくと、知らずのうちに病気にかかっていく。ここでいう病気とは医学的治療が必要な身体機能および精神状態の不良または瑕疵によるものではなく、一種病的なまでにMTG関連の特定の事象に固執することを指す。要するに「こだわり」である。身に覚えがある人も多いのではないだろうか。
個人差はあるが、大体最初は「周辺雑貨病」にかかる。MTGの対戦はカードだけで済まないことも多く、スリーヴやダイスなどの必須品から、トークンカードやデッキケースなど、多岐に渡る品が必要になる。これらを程度の良いものにしよう、といった気持ちがプレーヤーをこの病気へといざなっていく。デザインにこだわりがあるダイスを買ったり、プレイマットを注文したり、トークンカードを自作したり…この病気はきわめて早期に発症する、もしくはMTGに入る以前から発症しているため身に覚えのある方も多いだろう。
周辺雑貨病を一通り罹患した患者は次に「基本地形病」にかかる。これは周辺雑貨病と並列してかかることも多い。この病気は、基本地形を全部同じ絵柄で揃えようだとか、このエキスパンションのこの土地が好きだからこれに揃えようだとかする症状のことを指す。重篤になると全部グルランドにしようとか言い出す。どっかの海外の大会では基本地形全部サマーマジックの人が居たとか居なかったとか。
この二つを経験すると一旦小康状態を迎える。しかし、MTGを続けている限り症状は水面下で進行しており、再び発症するころには手遅れな人も多い。
次に患うのは、「直感蒐集病」である。これは「現時点でこのカード使うかどうかはよく分からんけど、書いてあること強いし後々使うかもしれんし買っておくか」という感じでカードを購入しだす状態を指す。使いたいデッキの傾向が明白なうちは必要なカードを必要な枚数だけ購入するのだが、これが崩れてもなおカード屋に足を向けていると、どうでもいいカードを購入するようになることがある。身に覚えのある人は、ろくに使ったことのないカードが自分のストレージを埋めていたりしないだろうか。私はNether Voidを一度も使ったことがないのに2枚ほどストレージに入っているので発症患者だと思われる。
この病は個人差が大きく、計画的な購入を恒とする性格の人は発症しないことが多い。
重篤になると、私の友人のように「デュアランどれを何枚持ってるか忘れたから一応買っといたらなんかTaiga7枚くらいあった」とか言い出すので気をつけよう。
そして、現在数多くのレガシープレーヤーの頭を悩ませる病が登場する。
「黒枠病」である。
旧基本セットの再録カードは外枠を白として印刷されている。しかし、それ以外のすべてのカードの外枠は黒であり、これらを併用することの多いレガシープレーヤーは枠の色がばらばらなのが気になってくることがある。これが気になりすぎてすべての枠を黒にしようと決意しカードを買いあさることを「黒枠病」と呼ぶ。
黒枠病が取り立てて言われるのは、レガシープレーヤーにとって肝とも言える「デュアルランド」をすべて黒枠にするのはとんでもなく費用がかかるからである。なんせ他言語版リバイズド初版の黒枠デュアランでも、白枠デュアランの3倍ほどの値段がついている。これをβのデュアランにしようものなら目玉の飛び出るような金額が必要になる。(10種各4枚で200万以上かかると思われる。詳しい人に聞いてね!)
重篤なレガシープレーヤーたちは、日夜この修羅の道を歩んでいる。
リタイアするものも少なからず居るほどの黒枠病を踏破した先には何が待っているのか…「フルフォイル病」「β病」…まだまだ病魔の道に終わりはない。
黒枠病を乗り越え、私は「他言語病」と「拡張アート病」を同時に発症するという惨事に見舞われている。
「デュアラン2週目」などという謎の病気を発症している友人も居る。超魔界村じゃないんだぞ。
ひとつ言えることは、病気であれなんであれ、楽しんだもの勝ちである。
すべてのMTGプレーヤーが楽しくMTGをプレイできるよう、心から祈りたい。
コメント
楽しんでもらえて何よりですヾ(´ー`)ノ
>へぎーおにいちゃん
オークションでカードじゃなくトークン用集めだすとか完全に重篤ですね。
長い闘病生活応援しております。
>しーかー
黒枠病は修羅の道。心して歩まれよ。
グランプリ神戸で全部集めてしまって金払うだけにしとくと、闘病もとい逃病しなくてすむよ。
黒枠病や、スリーブ病などは、もちろん軽度の周辺雑貨病、基本地形病なども無縁です。
やっぱり、体は健康が一番です!
>Taiga7枚
ワロタwwwwwwwwwww