店長「静岡いこうぜ」
俺「何しに?」
店長「飲みに」
俺「いいよ」
このやりとりから静岡旅行が決まった。
ほんとうに、マジに、冗談抜きで、飲みに行くために静岡に行った。
店は店長が以前GP静岡行った時に見つけたおでん屋。8人くらいしか座れないこじんまりとしたとこだ。そこのママを店長が気に入ったらしい。
メンバーは5人。とりあえず「俺らはおそらくキチガイか何かだ」というポジションを確認してから出発。ゆうても夢屋のメンバーなんでね、新幹線内の会話の内容とかMTGとボドゲと格ゲーしかなかった。静岡はさすがに新幹線だと近いのですぐ着く。
静岡の駅前は想像よりも栄えていて、わりかし何でもある感じだった。
とりあえず目的地のおでん屋「ぽこ」に行く。一度しか行ってない店なのに店長は顔を覚えられていたようで「どうしたの?またカードの大会?」って訊かれてた。「いや、ここに来るために来た」って言ったらママは感激してた。さすが大人だ。「こいつら頭おかしいんじゃないのか?」という疑問はおくびにも出さなかった。
ママは結構積極的に話を振ってくれて、リアクションもよくて楽しい人だった。気に入るのも分かる。しかしママの「お兄さんら、結婚してる人いるの?」という、おおよそのマジックプレーヤーにとって地雷に近い台詞には、我々キチガイは閉口するしかなかった。
ママが女子会に行くとのことで、11時においとました。ゆうに5時間は居座っていた。店の料理の殆どを食いつくしたため、他のお客さんに多大な迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。なんせ常連さんからの電話にママが「今日は若い子らが料理全部食べちゃったから来ても無いよ!」とか言ってたからね。申し訳なかった。
そして我々チーム無計画は当然この日の宿とか予約どころか調べてすら居ないので、ホテルを探す旅に出た。これがあれほどの長旅になろうとはこの時点では知る由も無かった。
一件目のホテルは「以前泊まったことがある」とメンバー最年長のダメなおじさんが言ってたホテルに向かった。「やすらぎの宿」とか枕詞が書いてあるホテルだったのだが、受付は誰も居らず、従業員がやすらいでいたため、「まぁ他のホテル行ってみるか」と華麗にスルー。次のホテルでは「ダブルなら一部屋空いています」と言われ、踵を返す。次のホテルでは「完全なる満室」と宣言された。マジックのカード名みたいだな。
その後何件もホテルをめぐるも全て「満室です」と返される。受付に行くやつの人相が悪いせいで入れてもらえないだとか、静岡の住人は全員ホテル暮らしだとか、放送できない悪口とかを言いながら夜中の町をホテル目指して練り歩いた。途中から「カウンターされるのが楽しくなってきた」とか言い出す。カウンター(受付)でカウンター(お断り)されるのか、と思ったが口に出す気にはならなかった。この面子の煽り性能が高いからだ。
トータルで15件くらい回って全てのホテルに入れないことが分かり、受付の人に事情を聞いたところ、なんか全国の中学サッカー大会があるらしく、40校ほど参加してるとのこと。1校補欠込みで30人くらい来てたとしたら1200人はホテルに泊まっている計算になる。そら泊まれんわ。
仕方なく漫画喫茶を探し、値段が安めの怪しいところを見つけて滑り込む。ぽこを出てからゆうに2時間が経過していた。正直、一生分のホテルのフロントに行ったと思う。
翌日。8時に寝辛いリクライニングで起床。嘘喰い読んでたせいで2時間くらいしか寝ていない。漫画喫茶に泊まるのは危険であることを再認識した。
クソ眠い中茶漬けを朝飯に喰い、駿府城跡に向かう。庭園でダメなおじさんの音声ガイドを聞きながらお茶所で抹茶と和菓子を食べる。のんびりした感じですごくよかった。
駿府城の櫓を見学したりしてから、二駅隣の用宗駅へ移動し、二つ目の目的であった干物屋へ向かう。海沿いで営業しているそこは、こじんまりとした店構えながらも商品の質は非常に良かった。頼んで炙ってもらった鮭と金目鯛の干物の美味さたるや尋常ではなく、数ヶ月ぶりにほんとに美味い魚を食べたと感じた。思わず金目を二切れ買う。そしてさっき食った。うまい(´ω`)
あとはまぁ何事もなく新幹線乗って帰った。
中々楽しい旅行でした。今度はホテルを予約しておこう。
一番話題に上ったカードは間違いなく「すき込み」
俺「何しに?」
店長「飲みに」
俺「いいよ」
このやりとりから静岡旅行が決まった。
ほんとうに、マジに、冗談抜きで、飲みに行くために静岡に行った。
店は店長が以前GP静岡行った時に見つけたおでん屋。8人くらいしか座れないこじんまりとしたとこだ。そこのママを店長が気に入ったらしい。
メンバーは5人。とりあえず「俺らはおそらくキチガイか何かだ」というポジションを確認してから出発。ゆうても夢屋のメンバーなんでね、新幹線内の会話の内容とかMTGとボドゲと格ゲーしかなかった。静岡はさすがに新幹線だと近いのですぐ着く。
静岡の駅前は想像よりも栄えていて、わりかし何でもある感じだった。
とりあえず目的地のおでん屋「ぽこ」に行く。一度しか行ってない店なのに店長は顔を覚えられていたようで「どうしたの?またカードの大会?」って訊かれてた。「いや、ここに来るために来た」って言ったらママは感激してた。さすが大人だ。「こいつら頭おかしいんじゃないのか?」という疑問はおくびにも出さなかった。
ママは結構積極的に話を振ってくれて、リアクションもよくて楽しい人だった。気に入るのも分かる。しかしママの「お兄さんら、結婚してる人いるの?」という、おおよそのマジックプレーヤーにとって地雷に近い台詞には、我々キチガイは閉口するしかなかった。
ママが女子会に行くとのことで、11時においとました。ゆうに5時間は居座っていた。店の料理の殆どを食いつくしたため、他のお客さんに多大な迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。なんせ常連さんからの電話にママが「今日は若い子らが料理全部食べちゃったから来ても無いよ!」とか言ってたからね。申し訳なかった。
そして我々チーム無計画は当然この日の宿とか予約どころか調べてすら居ないので、ホテルを探す旅に出た。これがあれほどの長旅になろうとはこの時点では知る由も無かった。
一件目のホテルは「以前泊まったことがある」とメンバー最年長のダメなおじさんが言ってたホテルに向かった。「やすらぎの宿」とか枕詞が書いてあるホテルだったのだが、受付は誰も居らず、従業員がやすらいでいたため、「まぁ他のホテル行ってみるか」と華麗にスルー。次のホテルでは「ダブルなら一部屋空いています」と言われ、踵を返す。次のホテルでは「完全なる満室」と宣言された。マジックのカード名みたいだな。
その後何件もホテルをめぐるも全て「満室です」と返される。受付に行くやつの人相が悪いせいで入れてもらえないだとか、静岡の住人は全員ホテル暮らしだとか、放送できない悪口とかを言いながら夜中の町をホテル目指して練り歩いた。途中から「カウンターされるのが楽しくなってきた」とか言い出す。カウンター(受付)でカウンター(お断り)されるのか、と思ったが口に出す気にはならなかった。この面子の煽り性能が高いからだ。
トータルで15件くらい回って全てのホテルに入れないことが分かり、受付の人に事情を聞いたところ、なんか全国の中学サッカー大会があるらしく、40校ほど参加してるとのこと。1校補欠込みで30人くらい来てたとしたら1200人はホテルに泊まっている計算になる。そら泊まれんわ。
仕方なく漫画喫茶を探し、値段が安めの怪しいところを見つけて滑り込む。ぽこを出てからゆうに2時間が経過していた。正直、一生分のホテルのフロントに行ったと思う。
翌日。8時に寝辛いリクライニングで起床。嘘喰い読んでたせいで2時間くらいしか寝ていない。漫画喫茶に泊まるのは危険であることを再認識した。
クソ眠い中茶漬けを朝飯に喰い、駿府城跡に向かう。庭園でダメなおじさんの音声ガイドを聞きながらお茶所で抹茶と和菓子を食べる。のんびりした感じですごくよかった。
駿府城の櫓を見学したりしてから、二駅隣の用宗駅へ移動し、二つ目の目的であった干物屋へ向かう。海沿いで営業しているそこは、こじんまりとした店構えながらも商品の質は非常に良かった。頼んで炙ってもらった鮭と金目鯛の干物の美味さたるや尋常ではなく、数ヶ月ぶりにほんとに美味い魚を食べたと感じた。思わず金目を二切れ買う。そしてさっき食った。うまい(´ω`)
あとはまぁ何事もなく新幹線乗って帰った。
中々楽しい旅行でした。今度はホテルを予約しておこう。
一番話題に上ったカードは間違いなく「すき込み」
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宿はとらんとつらいすね